英語コーチングは無意味!? 効果は!?

2024年9月27日

英語コーチングは無意味!? 効果は!?

英語コーチングって実際どうなの?
という、我々からすると少しセンシティブなトピックを英語コーチングサービスの中にいる現役コーチが赤裸々にお話していきます

ここ数年、英語のスキルアップを求める人々の間で、「英語コーチング」が注目されています。
このコーチングは、個別のニーズや目標に合わせて、よりパーソナライズされた指導を提供することを前提としています。

しかし、その人気の裏で、一部には「本当に効果があるのか?」という疑問や、「怪しい」という声があるのも事実です。

では、英語コーチングは本当に効果的なのか?

この記事では、英語コーチングの実態を探るとともに、怪しく見える原因を明らかにした上で、良いコーチングの選び方のポイントについて詳しく説明します。
 
他社の英語コーチングに対して、
かなり痛烈な批判をしている箇所もあるので、
他の英語コーチング関係者がこの記事を見ないことを願うばかりです・・・。笑

それではスタート!

英語コーチングとは?

まずは、定義のおさらいから!

英語コーチングとは

英語コーチングは、学習者の英語能力を向上させることを目的とした指導方法。教師ではなく、コーチとしての役割を果たし、学習者のニーズや目標に合わせてカスタマイズされた学習計画を提供することを目的とした学習支援。
 
という答えがChatgptから返ってきました。

Teachではなく、coachするということですね~!

まぁ、大体そんな感じだと思います!
 
ちなみに、、、
 
私達、マネーイングリッシュは、大きく2つの方針を掲げています。
 
・正しい英語学習で本質的な英語力をつけよう。
・中長期視点で継続可能な学習方法を見に付けてもらおう。

 
ざっくりいうとこんな感じです。
 
この2つの目標を生徒さんに達成してもらうために、
“英語コーチング“という手法を取っているという形ですね。
 
長くなってしまうのでこれに関しては、今回は深く触れないでおきます。

今度私達のサービス大解剖的な記事も書いてみようと思います。

一見もっともらしい、英語コーチング。
次の章では何故怪しく見えるかについて、明らかにしていきます。

何故怪しく見えるのか?

英語コーチングで検索をかけると

「英語コーチング 怪しい」
「英語コーチング 意味無い」

等の関連ワードが真っ先に出てきます。

その理由として
以下の3つが考えられます。
 
過度なマーケティング
・資格や背景の不透明性
・料金と結果のギャップ

過度なマーケティング

まず、1つ目にあげられるのが誇大広告です。
一部の英語コーチングサービスが短期間でスキル獲得や劇的な変化を約束するような広告を出していることが、怪しさに繋がっています。
 
例えば
“1ヶ月でTOEIC200点アップ!”
“半年でゼロからでもペラペラに!“

 
みたいな謳い文句だけで、広告を出しているところも見ます。
それは、確かに”怪しい”と思われても仕方がないですよね。
 
でも実はこれ全部が嘘かというと実はそういう訳でもないんです。
 
詳細は次の章で説明します!

資格や背景の不透明性

続いて、コーチが信用に足るかどうかという点ですね。
英語コーチング業界には、正式な資格や認定を必要としないため、コーチの資質にかなりばらつきがあります。

某大手英語コーチングサービスはコーチの採用条件はTOEIC800点以上です。
TOEIC800点というと、初学者を教えられる程度の力しかない人が多いです。
(勿論、L/Rがあまり得意でなくても会話を流暢にできる人もいるので一概には言えませんが)

生徒側がコーチの資質をチェックする術がないので、
コーチの海外経験やテストスコアを隠蔽する場合もあると聞きました。

もしこの人怪しいなと思ったら英語で話しかけてみてください。
どれくらいのレベルか一瞬でわかります。笑

料金と結果のギャップ

英語コーチング自体の価格が高いと感じる人が多いというのと
コーチング受けても、思うように英語力が伸びなかったという口コミから怪しさを生み出しています。
 
価格から得られると予想していたベネフィットを上回らなかったということですね~!
 
確かに、3ヶ月でTOEIC300点伸びるって書いてたのに、大して英語力に変化がなかったとなれば、“どうなってるんだ!“という話になりますよね。
 
これは賛否両論ありそうですが、3ヶ月で何も変わらなかったら当人の努力不足な気がします。

それかやり方を大きく間違えているか、理想がすごく高いか。。。
 
ただ、英語コーチング業界の広告の盛りすぎ感からすると、そういう感想を抱いてしまう人がいても仕方がないですね。
 
 
加えて、一部の悪質なサービスが、英語コーチングの評判を下げています。
 
名前は出しませんが、
ある英語系インフルエンサーが英語サービスを提供しています。
(特定を避けるため、敢えて抽象的に記載しています。)
 
価格は6ヶ月でウン十万くらいだった気がします。
 
内容はひどいもので、コーチングとは名ばかりでした。

ちょっとした英語学習方法に関する資料や動画が更新される程度で、受講者からはクレームが続出、、という散々たる結果でした。

そして、返金には一切応じないという徹底ぶり・・・
 
人数が多すぎて捌ききれなかったのか、元々半分詐欺みたいな感じだったのかはわかりかねますが、

英語コーチングの評判を落とさないでほしいものです。(切実)
 
そういうほぼ詐欺まがいの英語コーチングに騙されてしまったことが怪しさを生み出してしまっているという背景もあります。
 

この章では英語コーチングを怪しいと感じる理由について説明してきました。

それでは、次の章で実際はどうなのかを
上述した怪しいと感じる理由をベースに
現役英語コーチが赤裸々に解説していきます。

実際はどうなの?

過度なマーケティングについて

体感、3ヶ月でTOEIC300点アップはグレーな気がします
少なくとも私は今までそういう生徒さんは受け持ったことがありません。
 
ただ、3ヶ月でTOEIC+200点とかは、弊社の生徒さんでも前例があります。
確か点数帯は500点→700点くらいだった気がします。
 
ただし、その生徒さんは努力量が普通の人とは違いました。
毎日平気で3時間はTOEICの勉強をして、わからない箇所をコーチに聞きながら徹底的に苦手を潰す。

このように最短でTOEICの点数を取ることを目標にしていた場合、一見すると疑わしい広告のようなことが実際に起こることがあります。
 
私も独学で半年間でTOEIC800点→950点くらいまで伸ばしたので、まぁコミット度合いによっては全然あり得るだろうな~というのも肌感としてあります。
 
(ただ、TOEICL/R のみを集中して学習すると、インプットとアウトプットの学習バランスが悪くなるのであまりおすすめしません。)
 
その他にも、スコアが上がりやすいステージにいる人もいます。
ある程度語彙力・文法力が既にあって、あとは時間配分と問題慣れだけが必要な場合は伸びやすいです。
 
上記のように様々な要件が重なって、短期間でTOEICの点数が伸びるみたいな事はありますが、広告ではそこまで触れられていないので、詐欺っぽくみえてしまう。
 
“3ヶ月TOEIC300点伸びます“とかは、流石に怪しいと思ってしまいますが、200点くらいなら不可能ではないと個人的には思います。

後は、
+200点と言っても、300点から500点なのか
700点から900点なのかによって
難易度が全然違いますよね。

3か月で+〇〇〇点UP!は人によって、
学習時間もポテンシャルも今までの英語学習経験等も違うので、
誰もが達成できるものではないと理解しておく必要があるでしょう。

資格や背景の不透明性について

他社の内部事情ですので、これはなんとも言えません。
 
生徒側からは確認しようが無いので、TOEIC+50点くらいなら盛ってもバレない気もしますが。
 
少なくとも大手コーチングであれば、ある程度のレベルがないとサービスの不信感にもつながると思うので、明らかな嘘をついたりはしないと信じたいですね。。

料金と結果のギャップについて

これもなんとも言い難いですね~。
 
当人の努力不足の可能性もありますし、
コーチサイドがレベル感の合わない教材や学習法をおすすめしていたり

そのどちらも、という可能性もあります。
 
できるだけ、コーチングを受けたら
”どんな未来になりそうか”という
イメージのすり合わせをコーチサイドとしておくと良いかもしれませんね。
 
私もそうですが、コーチサイドとしてはできるだけ明るい気持ちで学習に臨んでほしいので、多少おべっかを使うことはあります。笑
 
でも、嘘をつくのはいけないので、現実をきっちりお伝えした上で、
届き得るレベルを共有できるように心がけています。

 
それでは、最後に理想的なコーチングについて解説していきます。

真の英語コーチングのあるべき姿

ここまで読んだ方は、
やはり英語コーチングって微妙?
費用対効果が薄い?

 
という感想を持ってしまう方もいらっしゃるかと思います。
 
決してそんなことはないです!
 
これは手前味噌でもなんでもなく、
良い英語コーチングは本当にオススメです。

 
私自身も英語低迷期があったので、
その時に何でも聞けるコーチがいたらなーと未だに思います。
 
さて、ここからは本当に良いコーチングの条件を紹介していきます。

良いコーチングの条件”6選”

自主性を促してくれる
②学習を押し付けない
③サービス終了後のその後まで考えてくれる
④コーチとの距離が近い
⑤ビジョンがしっかりある
⑥英会話をおすすめする

①自主性を促してくれる

まず、英語習得は一朝一夕ではなし得ない
ということは明確ですよね。
なので、ほとんどの生徒さんは必ず
「コーチングを受けている期間<自主学習期間」

になります。ここがすごく大事です。
 
そうなると、自分で学習を進めていく力がなければ、長期的な視点で英語力を伸ばすのは非常に難しいですよね。

コーチにお尻を叩かれて、やっと学習ができる人は正直、高い英語力を獲得するのは難しいです。
(ずっとコーチングを受け続けられるお金があれば別ですが、、)
 
ライザップで劇的に痩せた人がリバウンドした・・・という話をよく耳にしますが、外部的な動機が行動の原動力になっている場合は、その外部要因がなくなると行動を起こす理由がなくなります。
 
そういう意味でも自主性を促して、自分の力で学習を進められるようにガイドしてくれるコーチングは良いコーチングと言えるでしょう。
 

②サービス終了後のその後まで考えてくれる

これは上で述べた内容とも少し重複しますが、コーチングを終えた後の自主学習期間のことまで考えてくれるコーチは良コーチですね。
 
4技能それぞれにおいて、基本的な考え方と各技能の正しい伸ばし方を生徒さんがインストールできていれば、コーチに導かれなくてもある程度自分で方向を間違えずに独力で進み続けることができます。

マネーイングリッシュの受講中の生徒さんは、毎週Note更新のお知らせが届くので、読んでいるだけで自然と正しい英語学習の考え方が頭にインプットされていきます。笑

ある種の”Brain washing(洗脳)”みたいな感じかもしれませんね。笑

③学習を押し付けない

人によって教材や学習法の合う合わないは勿論あります。
 
必ずセルフスピーキングをやってください!
と言われても、中々難しくてできないという場合もありますよね。

そういう場合に代替案を提案してくれるようなコーチングだと良いですね!
 
学習が辛いと感じてしまうと、学習に向かうのも億劫になってしまいます。

英語学習で大切なのは、コツコツ継続することなので、自分がある程度楽しくできるものである必要があります。

色んな学習法の引き出しを持っており、本当の意味でパーソナライズしてくれるコーチは素晴らしいですね!

一方で、単語や文法・発音等の避けられない学習もあります。

一度生徒さんから
文法嫌いなので、それ以外の方法で英語力を上げる方法を教えてくださいと頼まれたことがあります。

「ありません。」

、、、とは言えませんでしたが、文法の理解が何故必要なのか、できるだけ楽しく学べる工夫を伝授して、何とか文法に向き合ってもらう努力をした記憶があります。。。

 
④コーチとの距離が近い

これも大事な要素ですね。
 
コーチサイドからすると、生徒と親しくなりすぎると連絡の手間が増えたり、コーチからの強制力が薄れてしまったり、あれもこれも質問されてしまうという懸念があるため、ある程度の距離を保とうとします。

ですが、本当に生徒のことを考えるのであれば仲良くなるべきです。
理由としては、コーチと仲良くなって、こまめに連絡をしていると必ず英語学習が頭によぎりますよね!
 
聞きたいことをなんでも聞ける存在がいると安心して学習に臨むことができますし。
コーチは学習リマインダーとしての役割も持っています。

 
たまに思わず怯んでしまうような難しい文法の質問をされて、思わずグーグルで調べてしまう、、なんてこともあるわけですが、、、

私自身も気軽に声をかけていただけるよう、生徒さんと仲良くなろうと努めています。
 

⑤ビジョンがしっかりある

コーチのビジョンとは何かというと、最終的に生徒さんにどうなってほしいかという正しい方針をきっちり持っているということです。
 
最終的に何を目指したいのかという中長期の視点をもって導いてくれるコーチングは良いですね!
 
それを踏まえると
私は、
“TOEICで高得点を取ってもらう“
はあまり良いビジョンだとは思いません。

 
なぜなら、TOEIC L/Rは実践とはかけ離れているからです。
 
英語を実際に使うというところから遠ざかりすぎると、かえって学習効率が落ちます。
 
そして、TOEIC専門のコーチほど、小手先のテクニックやテスト対策でなんとか点数を取ってもらおうとします。
 
本質的な英語力を付けて、それでもって試験でも点数が取れるようになる
というのが自然な形です。

 
生徒の希望を叶えてあげようという心意気は素晴らしいですが、間違った方向に導いては本末転倒です。
 

⑥英会話をおすすめされる

上述した、“実践から遠ざかりすぎると学習効率が落ちる“
ということの話しの延長です。

頻度や使う教材のレベルは考える必要がありますが、
基本的にはどのレベル帯の人でも英会話は取り入れるべきです。
 
最終的にスピーキング・リスニング(英会話)ができるようになりたいと思って英語学習している人は、実践が一番課題感を感じやすいですし、やはり会話は楽しいです。
 
そして常にアウトプットすることを前提でインプットができるので学習効率があがります。
会話で使うことができた単語や熟語などは、中々忘れません。

(実は、英会話付きのコーチングは弊社を含めて数えるほどしかありません、、、)

英語コーチングサービスの中には
TOEIC800点越えるまで英会話はするな!
というところもあるようで、同業者ながら恐ろしいなと思った記憶があります。
ETS(TOEICの運営会社)の手先なのでは?と思ったほどです。笑
 

以上、良いコーチングの特徴”6選”でした!

まとめ

いかがでしたでしょうか??

英語コーチングの良さを少しでも感じて頂けたでしょうか?

全ての英語コーチングをおすすめしている訳ではありませんが、
一定数は、同業者から見ても内容は良いコーチングが存在します。

勿論、おすすめは、マネーインg、、、
という贔屓は今回は無しにしましょう!笑

実は今回の記事は、
英語コーチングの良さを皆様にお伝えするのが目的でした!

他の英語コーチングも、皆さんに英語を使えるようになってもらいたいという素晴らしい想いを持ってやっているところもたくさんあると思います!

皆さんが良い英語コーチングと出会い
英語を武器に世界に羽ばたける
そんな未来を迎えられることを心から願っております。

この記事が皆さんの英語学習の悩みを晴らす一助になれば大変光栄に思います。

英語学習は全然難しくないです!

いつも生徒さんに言っていますが
難しいのは

正しく効率の良い方法で学習を継続していくモチベーションを保つこと

だけです!

英語を身に付けて、その努力と時間をマネーに!