英語4技能はどうやって勉強する?バランスも大事?
2025年3月22日

皆さんこんにちは!
MONEY ENGLISHのGenyaです。
皆さんは結論がお好きなようなので結論から言います。
英語4技能をバランス良く鍛えないと、
TOEICや英検などの資格試験の点数は高いのに、
全然喋れない人になってしまいます…
以前、YoutubeでTOEIC950点を持っていながら、
英会話がとてもたどたどしい方を拝見しました。
なぜでしょう?
それは、聞くことと読むことのみを伸ばして、
話すことや書くことを伸ばしていないからですね。
筋トレで例えるなら、体を支える基礎である脚をまったくトレーニングせず、
欲望のままに上半身だけ鍛えた結果、バランスが悪くなるのと同じです。
俗にチキンレッグと言うやつです。(脚だけ細いから…)
▼こんな感じ(Genya画伯)

そこで本記事では、
・なぜ4技能のバランスが大切なのか
・4技能の学習法
・英語の基礎と応用とは
・バランス良く、使える英語力を伸ばしたい方向けのサービス
をご紹介します。
皆さんには、英語のチキンレッグになってほしくありません!
そんな思いを込めて書いていきます。
なので、なりたくない方は最後までぜひご覧ください。
英語4技能とは?
英語における4技能とは、
R:リーディング(読むこと)
L:リスニング(聴くこと)
W:ライティング(書くこと)
S:スピーキング(話すこと)
を言います。
“I always eat a banana for breakfast.”という文があった場合、
これを、
目で見て理解するのがリーディング
耳のみで聴いて理解するのがリスニング
何も見ずに鉛筆で書いたり、タイピングするのがライティング
脳内で英文を作り出し、発音して相手に伝えるのがスピーキング
という訳ですね!
*バナナは美味しくて、お手頃で、栄養高くてオススメですよ。CM待っています。
自分がこれらの技能が出来るか否か気になりますか?
試験によって異なりますが、
例えば国内試験の有名どころで言うと、
TOEIC L&Rで測れるのが上2つ。
TOEICS&Wで測れるのが下2つ。
英検で測れるのが4つすべて。
です。
「まあ、とは言え、私は英会話したいだけだから、
スピーキングとリスニングだけ伸ばせば良いや~」
と思っているあなた!
もしそう思っていると、痛い目に遭います。
*比喩です。物理的にはケガしません。
英語力を効率的に伸ばすには4技能のバランスが大切です。
その理由を一緒に紐解いていきましょう。
何故4技能を勉強すべきなのか?(チキンレッグにならない為の他にも…)
結論から申しますと、
読めない文章は聴けないし、
書けない文章は話せないからです。
ここで、私の英会話の思考プロセスを見てみましょう。(かっこよく言ってみました☆)

下のL(聴くこと)を見ると、
2番目に「脳内で英文にする」、3番目に「理解する」というプロセスがあります。
これはつまり、R(読むこと)な訳です。
例えば、”I eat a banana for breakfast every day.”という文章を目で見て理解出来ないのに、聴いて理解出来ますか?
ドイツ語で書かれた文章が理解出来ないのに、聴いて理解出来ますか?
出来ませんよね。
きっとノイズとして流れていくでしょう。
なので、聴く(リスニング)為には、読む(リーディング)が必要なのです。
次に、上段のS(相手に意思を伝える)の為には、
これもまた3つのプロセスが必要ですが、
その2番目にW(英文にする)があります。
例えば、「私は毎日朝食にバナナを食べます。」とゆっくりでも書けない人が、英会話でその場でパッと英文が出てきますか?
出てきませんよね。
なので、話す(スピーキング)為には、書く(ライティング)が必要なのです。
更に更に、私は以前某英会話スクールで働いていましたが、
TOEIC950点を持っていながら話すのが得意で無い生徒さんを教えていました。
いくら試験の点数が高くても、話せない人がいるのは事実です。
だからこそ皆さんはバランス良く学習しましょうね!
さて、ここまでで皆さん、4技能をバランス良く学習する必要性を理解して頂けましたね?
では、具体的にどのように勉強していけば良いのか?
技能別に見ていきましょう!
4技能の勉強の方法
Reading(読むこと)
オススメのトレーニングは、単語帳、文法書、音読、多読です。
なぜならリーディング力を伸ばすには、単語や文法、速読力を鍛える必要があるからです。
なぜこれらが必要なのか?
例えば、次の文章を2秒で理解してみてください。
理解出来た方にはプレゼントが……あれば良いのになぁ(仮定法)
*↑これは無視して大丈夫です。
(2秒)
“I went to the meeting room to get what I had left behind. ”
これは、「会議室に忘れた物を取りに行った」という文です。
2秒で理解出来ましたか?
理解出来た方も、そうで無い方も考えてみましょう。
この英文を読むためには、どんな知識、能力が必要でしょうか?
読むためには、
単語力:”meeting room”や”left behind”等
文法力:went 過去形、to 不定詞で目的を表す、what で名詞の役割, had 過去分詞
処理能力:30秒あれば理解出来るけど、2秒はキツい?
の3つ必要になります。
なので、これらを伸ばせば読める訳ですね!
オススメのトレーニング順は、
① 単語帳&文法書
② 音読(&多読)
です。
① やはりまずは基礎力を付けましょう
ということで、自分のレベルにあった単語帳を音声付きで暗記し、
文法書もレベルにあった物を読んで理解しましょう。
「レベルにあった物」が重要です。
現在TOEIC400点ほどなのに、TOEIC800点を目指しているからと言って、
いきなりTOEIC800レベルの単語帳に手を付けてはいけません。
TOEIC400点ほどであれば、中高レベルの大学受験用の単語帳から始めましょう。
文法は中高レベルが理解出来れば良いですから、文法書も同様に簡単な物からですね。
② 音読は万能のトレーニングです
やり方はざっくり言うと、音声を聞きながらマネして音読していくだけです。
効果としては例えば、
・次に来るだろう単語が自然に予想でき、理解が早くなる
(例:toが来たから、動詞の原形が来るな、 over が来たからthereかな)
・英語の順番で理解出来るようになり、処理スピードが速くなる
(例:I eat a banana every day⇒私は/食べる/バナナを)
・単語や文法の自然な使い方をマスターできる
(例:water the plantsのようにwaterは動詞ではこう使うのか)
・発音が良くなり、リスニング力も上がる
(water をワーラーのように自分が発音していないと、相手がワーラーと言ってもそれがwaterだと分からない)
等、これらは一部ですが、とても万能なトレーニングです!
また、多読という手もあります。
これは字のごとく、洋書や雑誌等の英文を沢山読むだけです。
注意なのが、
この勉強法は、単語力や文法力などの基礎が確立されている中上級者向けです。
初学者の方が多読をすると、ほぼ理解出来ず挫折してしまうでしょう。
読む本を選ぶときのコツですが、95%理解出来る物にしましょうね。
残りの5%を前後の文脈から推測しながら読むことで、
自然と単語を覚えることが出来ます。
また、多読をすることで、
長文を読むスピードが上がったり、
英語を英語で読む能力が上がります。
Appleを「りんご」と訳さず、
読んだ瞬間に、赤い球体の果物が脳内にイメージできるようになるわけですね。
これは前述した音読でも養われます。
とまあ、ここまでがリーディングの勉強法です。
私の1番のオススメは音読です。ぜひお試しあれ!
次はリスニング勉強法を見ていきましょう!
Listening(聴くこと)
リスニングはリーディングの上位互換にあたる技能です。
リーディングで読めていた物が、リスニングで聴いて理解出来るかが問われます
リスニングのオススメ学習法は、
① 音読
② ディクテーション
③ スラッシュリーディング
です。
① 音読は先ほどもご説明しましたので省きます。
② のディクテーションとは、音声を聴き、何と言っているか書き取ることを言います。
例えば、こちらの音声を聴いて、ペンと紙で書き取れるかやってみてください。
音声は何回聴いても構いません。
(自分の発音を世にさらすのは恥ずかしいので出来るだけ2.3回で聞き取ってね…)
https://note.com/api/v2/attachments/download/4204920289551e298c8a694c7ec1fbdd
実は先ほどの音声はこう言っています。
“Why does it matter? An umbrella is an umbrella. It doesn’t matter to you but it does matter to me. That’s my best umbrella and I wanted to use it today. The other ones are too small. I got wet on my way to work.”
(究極の英語リスニングVol.1アルク出版より)
傘を勝手に使われた人と、お気に入りの傘を使われた人の口論です。笑
聞き取れなかった所はどういう風に発音されていますか?
今までの自分の認識と違いますか?
もしそうであればそこが伸びしろということですね。
なので、そこを音声を聴きながら何回も音読することが次のステップになります。
③ スラッシュリーディングとはスラッシュを引いてリーディングすることです
(いや、だからそれ何なの)
やり方としては英文に意味ごとの塊でスラッシュを引いて、訳していくだけです。
先ほどの文章を使うと、
“Why does it matter?/ An umbrella is/ an umbrella./ It doesn’t matter to you/ but it does matter to me./ That’s my best umbrella/ and I wanted to use it/ today./ The other ones are/ too small./ I got wet/ on my way to work.”
のようになりますね。
区切り方に正解はないので、自分が分かりやすい位置で切りましょう。
そして訳していきます。
「なぜそれが問題なの?/傘は/傘でしょ/あなたには重要じゃない/けど私には重要なの/私のお気に入りの傘よ/そして使いたかったの/今日/他のやつは/小さすぎる/濡れたわ/仕事行くときに」
これをすることによって、英語を英語の順番で理解出来るようになります。
特に最後の文に注目しましょう。
“I got wet/ on my way to work today”という文を聴いたとき、
日本語で理解していると、…todayまで聴いた後に、「仕事行くとき今日、濡れたわ」と言う風に訳す必要があります。
そうすると、”I get wet”の所に再度戻り、訳さなければいけませんね。
しかし、英語の順番で理解出来ると返り読みする事無く、スラスラ流れてくる英文を瞬時に理解出来るという仕組みな訳です!(あら、画期的☆)
後は、スラッシュリーディングした文章をひたすら音読しましょう!
Writing (書くこと)
ライティングはひたすら書きましょう!
オススメのやり方を2つご紹介します。
【自分が使える語彙知識を増やす方法】
・5分間好きなトピックについて日本語で書く
*知らない単語や難しい表現を避けてしまうのを防ぐために
日本語で本当に言いたいことを先に書く
・それを英語に調べながら訳す
・知らなかった表現をメモし、繰り返し音読する
【0から英文を瞬時に作る力を鍛える方法】
・5分間好きなトピックについて英文をひたすら書く。
・添削する
・間違っていた表現などをメモし、繰り返し音読する
等です。
目的に合わせてやってみてくださいね!
それでは皆さんお待ちかねのスピーキング学習法を見ていきましょう!
Speaking (話す)
スピーキング勉強法は英会話をひたすらするだけです。
何もありません!(おいおい、話が違うじゃないか)
と言うのも、ここまでにご紹介した学習法をしていれば、
ゆっくりとなら話せるようになるはずです。
先ほどお見せした私の脳内マップを見て頂ければ分かると思います。
スピーキングの根底には、ライティング、リスニング、リーディングがあります。
なので、後は付けた力を瞬発的に発揮する力、
つまり培った英語力を使ってコミュニケーションを取る練習を
ひたすらすれば良いわけですね。
ここで、1つ注意です。
いきなり英会話練習をしても英語力は伸びません。
先述しましたが、読めない文章は聴けず、書けない文章は話せません。
英会話とは聴き、話すことです。
なので、英会話の前にこれまでにご紹介したような基礎練習が必要なわけです。
ここで、基礎の重要性を考えていきましょう。
4技能は基礎と応用学習が必要
英語力の基礎とは、単語・文法・発音です。
聴くことを考えてみてください。
相手の発音を聴き取り(発音)、文章を理解する。(単語・文法)
それでは話す時は?
文章を構成し(単語・文法)、相手に伝える。(発音)
ですね!
では、この基礎を整えないでいきなり英会話をするとどうでしょうか?
相手の言葉が分からず、自分の意見も伝えられない沼に入ります。
分かりづらいと思うので、水泳で例えてみましょう。
水泳における基礎は、泳ぎ方や呼吸法、バタ足を習うことです。
そして、その応用は、プールに飛び込んで1人で泳ぐことです。
はい、もうお分かりですね。
英語学習の場合でも基礎練習なしで応用をすると、溺れます。
なので、基礎を大事にしましょう!
ここまでしつこく基礎と応用、4技能バランスの重要性、
そして学習法を説いてきました。
ただ、この重要性を理解し、サービスに落とし込んでいる英語スクールは
少ないように感じます。
そこで、私たちMONEY ENGLISHが提供するサービスをご紹介します!
ここまでの話に少しでも共感して頂けていた方は、続きもご覧頂けたら嬉しいです。
英会話×コーチング MONEY ENGLISH (マネーイングリッシュ)
弊社サービスでは、
お話しした通り基礎と応用のバランスを大事にしています。
改めてですが、MONEY ENGLISHが定義する基礎と応用は以下です。

弊社資料から抜粋
そして、これらがどのように作用しあっているかは下記イメージ。

弊社資料から抜粋
ということで早速、マネーイングリッシュの基礎学習法から見ていきましょう。
単語学習
私たちはレベルに応じた単語帳を使います。
そして、2週間ごとに単語テストを実施し、正答率85%未満ですと、
再テストになります。
身についてから次に進むため、確実に成長していける仕組みです。
▼単語学習計画表

文法学習
文法学習は3段階に分かれます。
① テキストを読んで予習
② 演習豊富なレッスンを基礎編から応用編まで受講(現在16レッスン)
③ 音読復習や英作文(英語レベルに応じて変化)
▼基礎レッスンの1コマ

発音学習
発音は音読トレーニングを通じて鍛えます。
毎日、音読練習をした後の音声を送っていただき、
音声付きで添削し、お返ししています。
▼フィードバックシートと共に音声で解説も入ります。

では、応用練習にあたる、英会話レッスンの特徴を見ていきましょう!
英会話レッスン
英会話レッスンには、予習復習が充実しており、
4技能すべて、基礎から応用まで高めることが出来ます。
*とある英会話レッスンの例
▼単語予習(リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング)

弊社オンラインレッスン教材から抜粋
▼フレーズ予習(リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング)

弊社オンラインレッスン教材から抜粋
▼音読予習(リスニング、リーディング)

弊社オンラインレッスン教材から抜粋
▼並び替え予習(リーディング、ライティング)

弊社オンラインレッスン教材から抜粋
▼発音予習(リスニング、スピーキング)―AIが発音を精密判定

弊社オンラインレッスン教材から抜粋
▼ディクテーション(リスニング)

弊社オンラインレッスン教材から抜粋
▼レッスン内のディスカッション(スピーキング、リスニング)

弊社オンラインレッスン教材から抜粋
▼復習の英作文(ライティング)

弊社オンラインレッスン教材から抜粋
他にも復習がありますが、割愛します。
このようにマネーイングリッシュには、
英語力を効率的にバランス良く伸ばすシステムが整っています。
そして、学習内容だけで無く、モチベーションや学習の管理も強みです。
なぜならマネーイングリッシュは英会話スクールだけでなく、
コーチングスクールでもあるからです。
というよりはコーチングスクールがメインです。
(コーチングスクールって何?と気になった方は下記記事をご覧ください)
今回はこのあたりでご紹介を終わりにしますが、もしサービスのことをもう少し知ってみたい!という方は下記サイトをご覧ください。
(1分で読み切れます)
https://money-english.com/counseling
まとめ
最後までご覧頂きありがとうございました!
本記事では、
4技能のバランスが大切なこと
基礎と応用の順番が大切なこと
音読が素晴らしい学習法なこと
MONEY ENGLISHというサービスがあること
をご紹介しました。
本記事の学習法や弊社のNOTE記事が皆さんの今後に少しでも役立ちましたら幸いです。
もし、スクールをお探しの場合は、MONEY ENGLISHを選んでいただけたら嬉しいです。
ぜひ、皆さんとお会いできるのを楽しみにお待ちしております!
英語で未来を強くする
MONEY ENGLISH
コーチ Genya